感覚がうまくつかめない時にはまず足踏みをしてみるとわかりやすいです。足を肩幅くらいに開いて立って、足をあげる時に膝をななめ45度くらい外側へ向けます。要するに「がに股」です。そうすると例えば右足を上げると骨盤が自然に右にまわり、正面が右を向きます。左足を持ち上げると骨盤の正面が左を向きます。さらに足踏みを速くしていって走るようにすると足を上げるのと同じ側の手が自然に上がると思います。右足を上げると右手が上がり、左足を上げると左手が上がります。これがまさにナンバ的な動きです。

ナンバの動きは走ることだけでなく、プレーにも応用できます。
キックの時に腰をねじるイメージでとらえている方が多いと思いますが、ナンバ的な動きの方が振りの速いキックができるようになります。
まず軸足を踏み込む時、本来のイメージでは骨盤を全体にグッと前に押し出すようにとらえている方が多いかと思われますが、ナンバ的には踏み込むときは軸足側のお尻は後ろへ引き気味にして、けり足のお尻は前に出すようにして、骨盤の正面が軸足の側を向くような感覚で入ります。けり足を振るときに軸足側のお尻を押し出し、けり足側のお尻は後ろへ引くような感じで骨盤をけり足の方向へ回し、振り切った後はけり足側のお尻が後ろに残るような感じになります。
中村俊輔選手のフリーキックの写真を見ると実はこのナンバ的な感覚で蹴っているようです。左足を振りぬいたあと、左のお尻は後ろに下がって骨盤は左を向いています。
キックの後に体が蹴った足と反対の方向へ回ってしまう人はナンバ的感覚を取り入れてみることをおすすめします。
