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ボールの奪われ方

ボールが奪われることは決して喜ばしいことではありませんが、たとえ点をとる必要がないにしても、ゲームの始まりから終わりまで一度もボールを奪われることなしにキープし続けることは100%不可能です。ましてや点を取りに行くとなると、その過程でボールを奪われる確率は非常に高くなります。そのため、攻撃の際にもボールを奪われることを前提として攻撃を組み立てる必要があります。ボールを奪われることを想定せずに予期しないところでボールを奪われると、危険なカウンターをくらう可能性が高くなるからです。

単純に考えれば、より前でボールを奪われるほうが危険なカウンターをくらう可能性も低くなるかと思われますが、実際には敵のゴール前でのセンタリングをカットされてそのまま自陣まで一気に攻め込まれることもよくあるし、逆に中盤のせめぎあいの中でボールを奪われてもあまり攻め込まれないこともよくあります。

一つには、ボールを奪われたときに、そのボールよりも後方に見方の選手が数多くいる方が、危険性は少ないと考えられます。敵のゴール前でセンタリングをカットされたとしても、そのときゴール前に4人も5人も見方の選手がつめていて、その選手が全員置き去りにされてしまうと、ディフェンスに残されたフィールドプレーヤーは4〜5人になります。しかもボールの奪われた位置が敵のゴール前だとすると、ほぼ全てのフィールドをその残された4〜5人でカバーしなければならないことになり、敵に大きなスペースを与えることになります。

しかし、ボールの後方に多く人数を残そうとすればするほど、攻撃に人数をかけられなくなり、効果的な攻撃が出来なくなってしまいます。対処の方法として、

1)ボールを奪われたところに最も近い選手がディフェンスに行くは当然ですが、そのディフェンスの方法は、ボールを奪い返そうとするのではなく、パスコースを限定し、攻撃に時間をかけさせ、ショートパスでつながれたときはしつこく追いかけます

2)ボールを奪われた選手、あるいはパスをカットされた時にパスの受け手になるはずだった選手はいち早くディフェンスに回り、1)の選手の後ろへまわって次のパスコースをつぶします。

3)この二人の働きで敵が攻撃に時間をかけている間に、前線の選手もポジションを修正します。

大切なのは、攻撃でリスクの高いチャレンジをするときにはその後方には極力スペースを空けないでおくようにすることです。

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