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攻守の人数のバランス

ゲームの中で攻撃・守備にかかわる選手の数は常に流動的で、誰が守って誰が攻めるかは臨機応変に対応しなければなりません。そのためゲームの流れの中で今誰が攻撃にかかわり、誰が守備にかかわっているかを把握することが必要です。

ゲームの最中に攻守の人数のバランスがどう傾いているかを見極める方法としてわかりやすいのはボールの前後に選手が何人ずついるかを把握することです。ボールより後ろにいる選手の数が少なければバランスが攻撃に傾いており、守備力が弱まっている、逆にボールより後ろに選手がたくさんいれば守備力が強まっていると考えられます。例えば後方でディフェンダーがボールをまわしていて後ろにはキーパーしかいない時、ディフェンス力は弱く、ここでボールを奪われると致命的です。これは極端な例ですが、特にボールが中盤に位置する時にボールの前後にいる選手の数を数えることでおおよその攻守のバランスがつかめます。前がかりになると危険だとよくいわれますが、前がかりとは全体があがっているわけではなく、ボールよりも前にいる人数が過剰になっている状態を指します。全体が押しあがっていてもボールよりも前にいる選手が2〜3人程度なら前がかりとは言いません。また、相手の攻守のバランスもやはりボールの前後の人数で見極めることができます。

ボールの前後の人数を見るというのは、おおよそのバランスを把握する方法ですが、ここで重要なのは人数の変化です。選手の能力や戦い方によってフォーメーションは当然異なってきます。例えば攻撃は前3人に任せてとにかくボールを奪ったら前3人にボールをあずけるという戦術をとるならボールの前に2〜3人、ボールの後ろに6〜7人というのがちょうどバランスがとれているということになります。逆にディフェンスは後ろ4〜5人にまかせてボールが奪われた時はその4〜5人でなんとかするというのであればボールの後ろは4〜5人、ボールの前は5〜6人です。そのようにチームで決めたバランスがゲームの流れの中でどう変化しているかを見るのです。

この方法の利点は、戦局にとらわれずに攻守のバランスをつかむことができることです。ゲームの流れによって攻め込む時間帯と攻め込まれる時間帯が必ず出てきます。例えば攻め込まれて全体が下がっているにもかかわらず、実際にはボールよりも後ろにいる選手はディフェンダーだけだったりすると決してバランスが良い状態とは言えません。また逆に攻め込んでボールが敵陣深へ行きゴールに迫っているような時、前がかりになってカウンターをくらうような危険がないかどうかはボールの後ろに選手が何人残っているかである程度つかむことができます。

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