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サッカーでは攻撃中にも守備を意識する必要があり、ボールを奪われたときにはすでに守備の体制がある程度整っていることが要求されます。攻撃から守備に切り替わった時点から守備を整え始めていたのでは守備が間に合いません。そしてそのような素早い攻守の切り替えを実現することは戦術を考える上での重要な要素の一つです。

サッカーの戦術を攻撃方法から大きく分けると、1)カウンター(速攻)2)ボールポゼッション(遅攻)の2つに分けられます。この違いは守備から攻撃へ切り替わったときの攻め方の違いによるものです。また、さらにカウンターを発展させた戦術として3)プレッシングがあります。

1)カウンター(速攻)は相手の守備の体制が整わないうちに攻め込む方法です。
2)ボールポゼッション(遅攻)は守備の体制の整った相手を崩して攻め込む方法です。
3)プレッシングは、高い位置から積極的にボールを奪いに行き、速攻を行う方法です。

カウンター
古典的なカウンターは自陣深くまで引いて守り、ボールを奪ってから相手の守備の体制が整わないうちに素早く攻め込む方法です。自陣深くまで引くことによってゴール近くのスペースを消して、相手の前線の選手にフリーでボールが渡らないようにし、相手にシュートチャンスを与えないようにします。また、相手に攻め込ませることで、相手が前がかりになれば、敵陣後方に大きなスペースがあくので、そのスペースを利用して少ない人数で攻めます。攻撃にかける人数を少なく抑えることで、攻撃時から守備の陣形をしっかり保つことが可能になり、守備が安定します。

通常は90分間この戦術で戦い続けることはまずありません。この戦術が有効なのは、相手が点をとらなければならない状況で、前がかりになりがちな時です。ただし、カウンターを徹底するためには、戦術を11人全員に浸透させる必要があります。下がりが中途半端で、前線からディフェンスラインまでの距離が間延びしてしまうとゴール近くにスペースをあけることになってしまい危険です。

もし、相手に高さのある選手がいる場合、こちらのディフェンダーに高さがないと、ゴール前にロングボールを放り込まれて、高さで勝負される危険があります。また、相手の攻撃の選手が狭いスペースでボールを処理するのが得意な場合、よりタイトにマークする必要があります。しかし、ゴール近くのスペースを消そうとするあまり、下がりすぎてミドルレンジのディフェンスが甘くなるとミドルシュート、ロングシュートを狙われます。

また、相手の攻撃を防ぐためには守備一辺倒にならずにこちらが攻め返すことが大事です。そのためにも、スピードのあるアタッカーがボールをうまく拾って攻撃につなげてくれる必要があります。